亀梨和也さん主演2020年映画化決定「恐い間取り」原作内容紹介

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本・ふろくレビュー
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こんにちは。やぴ子です。みなさんはこわい話はお好きですか?
私は大好きです。
夏のホラー系テレビ番組は毎年楽しみにしていますし、
ホラーゲームのプレイ動画なども作業中に良く見ています。
霊感があるわけでもありませんし、こわがりなのですけれど、
日常を忘れて味わうスリルはやみつきです。
今日は、そんな私も一押しの一冊
松原タニシ著 事故物件怪談 恐い間取り をご紹介します。

【二見書房】事故物件怪談 恐い間取り
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本との出会い

とある2018年7月7日(土)TBS 王様のブランチという番組内の文芸書ランキングを見ていたときです。7位の紹介のときに、この本の存在を知りました。
このテレビ番組内で、本作のうちの一つの短編をそのまま再現映像とともに紹介されるのですが、これがまたゾクっとしました。また、もともと間取りというものをみるのが好きであったこともあり、この本を買おうと決意しました。

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テレビ番組での話

番組内で紹介された話の部分です。162ページ・「トイレへの廊下」

(著者のタニシさんが怪談ライブの打ち上げ後に行ったバーの常連さんが、タニシさんにしてくれたという話)

確か四歳か五歳くらいの記憶なんですけど、夜、トイレに行くのがすごく怖かったんです。それでいつも子供部屋からトイレまでの廊下を、おばあちゃんに手をつないでもらってトイレに行ってたんですね。
ところがある日、いつものようにおばあちゃんとトイレに行こうとしたら、おばあちゃんが僕の手をつかんだまま廊下の壁にスーッと消えて行ったんです。
そのままつないだ手を離してくれないから、僕も壁の中に吸い込まれそうになって、怖くなって、僕、泣き出したんです。
”おばあちゃんが、おばあちゃんが”
起きて駆けつけてくれたお母さんに、僕がそう言ったら、お母さんが言ったんです。
”あんた何を言ってるの?この家におばあちゃんなんていないわよ”
おばあちゃんは父と母の実家にそれぞれいるのはいるんですけど、手をつないでくれてたおばあちゃんとは全然似ても似つかないんですよね。じゃあトイレに行く時に手をつないでたおばあちゃんはいったい誰だったんですかね。
それ以来、夜中にトイレへ行くのは怖いので、我慢するようになりました。


引用元:「事故物件怪談 恐い間取り」松原タニシ 二見書房 第二章 誰かの事故物件 162ページから164ページより

怖いです。わけがわからなくて怖い。
事故物件という本の内容からは少し遠のく話ですが、短い話ながらとても怖い。
こういう「あれってつまり何だったんだろう」という背筋がゾクッとなる話が多数掲載されています。

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著者の松原タニシさんとは

松原 タニシは、日本のお笑い芸人。 兵庫県神戸市垂水区出身。滝川高等学校卒業。龍谷大学文学部中退。松竹芸能所属。「事故物件住みます芸人」として事故物件に滞在し、日常で発生する心霊現象を日々検証中である。

ウィキペディア 松原タニシ より

著者である松原タニシさんは、”事故物件住みます芸人”です。
松竹芸能所属の芸人さんで、各地でライブなどに出演されています。
その肩書きのように、連続5年、事故物件に連続で住まわれてきた方です。
事故物件に住むきっかけは、先輩芸人の北野誠さんの主催する番組内で怪談話をし、その後事故物件に住まないかというお話があったそうです。

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本の構成

「恐い間取り」は、そんなタニシさんが実際に住まわれた事故物件で起こった様々な恐怖体験を、当時の物件の間取り図と合わせて書かれています。
ご自身の体験談の他、他の方から聞いた話などを含め、短編形式で沢山の話を読むことができるようになっています。

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本書の恐いところ

様々な怖い話の本は世にありますが、そのどれもが完全な創作だと表記されているものや、体験談の「形式」こそとっているものの、創作だとわかっているものがほとんどです。
この本には、わかりやすく小気味良く幽霊が出てきたり、意味がわかりやすいメッセージが込められていたりするわけではありません。恐いのかなんなのか、よくわからないものもあります。オチが在って無いようなお話すらあります。


しかし、それはこの本書の特徴だからこそといえます。
実際に著者が住んでいる物件で起こった話ということは、
この日本のどこかに、この事象が起こった物件が確かに存在している(いた)
ということに他ならないのです。
意味がわからないことだからこそ怖い。
得体が知れないままで恐い。
気味が悪い。
ゾクッとする。

そんな独特な恐怖を味わうことができます。

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しかし恐いだけではない、考えさせられるところも

人は誰しもいつかは命が尽きます。忙しい日々でそれを思い出さないようにしているだけです。事故物件に住むということは、誰かの命の終わりであった現場に、生きている人間として居合わせるということです。そこには恐ろしさだけではなく様々な思いをめぐらせることになるでしょう。
誰かの人生の節目を迎えた場所に、生きている人として存在するという感覚を、著者の視点を通して読者も疑似体験することができ、考えることができるのが本書の特徴だといえます。

みなさんもご興味がありましたら、是非読んでくださいね。

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