擦ることなく汚れを無力化できると噂のこの商品。
実は使い方を間違えれば汚れは落ちません。
その理由は、きちんとした使い方に則って使用していないためです。
バスタブに吹きかけて60秒待ち、擦り洗いをすることなくシャワーで流すだけで風呂洗いが完了する。
もし本当にそうだとしたら、どんなにすばらしいことでしょうか。
そこまで重労働ではないものの、風呂掃除、地味に面倒ですよね。
かがんでの作業は腰・ひざに負担がかかりますし、妊婦さんは体勢もきついです。
この日々の積み重ねの作業が楽にできたら他の作業に力を注ぐこともできます。
この商品はそんな家事の時短・簡略化をかなえてくれる夢のような商品です。
しかし、使い方をあやまれば、本来の効果を発揮できないどころか、コストや衛生面でもデメリットがでてきてしまいます。
その理由を、5つお教えします。
実際に使ってみた感想とあわせて、是非お読みください。
もくじ
汚れが落ちない理由1.十分な量を使っていない
ライオン公式チャンネルの使用方法の動画がこちらです。
吹きかけ→60秒待つ→シャワーで流すだけ これが使用の手順です。
更に詳しく引用しますと、
腕をスライドさせながらレバーを最後までまっすぐゆっくり引きます。
一回のプッシュでスライドさせる距離は1m
ルックプラスバスタブクレンジングより引用
このように書かれています。
したがって、ワンプッシュの間に浴槽に吹きかける面を小刻みにしすぎると、液体の消費が激しくなります。
反対に、節約しようとワンプッシュで1m以上の面に広げてしまうと、洗浄力が弱まり、結局擦り洗いが必要になってしまいます。
これではこの洗剤を買った意味がなくなってしまいます。
ワンプッシュで『1m』を目安に『ゆっくり』レバーを引く。
汚れが落ちない理由2.十分な面に吹きかけていない
続いては浴そうの吹きかける範囲です。
ライオン公式サイトの使用方法では、
浴そうの上から底まで前面にスプレーする
ルックプラスバスタブクレンジングより引用
とあります。
浴槽の上の汚れが目立つところだけに洗剤を吹きかけて、「底はどうせ上から洗剤が垂れてくるからいいや」とケチってしまってはいけません。
毎回浴槽の全面にスプレーをするようにしましょう。
一般的なサイズの浴槽であれば、15プッシュで一回分になります。
ルックプラスの容量からすると、20日ほどで一袋分使い切るようになります。

手すりがあるので、
この手すりの内側も念入りに吹きかけます
浴槽『全面』に『均等』にスプレーする
汚れが落ちない理由3.十分な時間を置いていない
スプレーしてからは60秒必ず待ってからシャワーをかけます。
浴槽の面に付いた洗浄成分が、風呂汚れのこびりつき原因のひとつであるカルシウムを無効化させるまで、適切な時間が必要です。
直後にシャワーをかけてしまっても、汚れがうまく落ちない原因を作るだけです。
そして、あまり時間を空けすぎるのも良くありません。
10分放置してしまうと、液体そのものが固まりだしてしまい、シャワーをかけても汚れと一緒に浴槽に留まってしまいます。
吹きかけてから『60秒』待ってから流す。長く放置もしすぎないこと。
汚れが落ちない理由4.適切な水圧でシャワーをかけていない
チョロチョロとした弱いシャワーではなく、しっかりした水圧で流します。
(強すぎて浴槽から水が跳ね返り過ぎないように)
汚れの部分によっては、汚れ具合も確認しながら洗い流します。
そして、十分に洗い流します。
洗剤のあわ立ちなどが残らないように、じっくりとシャワーで流します。
シャワーの水圧もとても大事。流し忘れが無いように、念入りにかけること。
汚れが落ちない理由5.過信しすぎて全然擦り洗いしない
説明どおりの使い方をすれば、擦らなくてもしっかりと汚れが落ちるバスタブクレンジングです。
ただし、これを買い始めて使い続ければ、一生風呂の擦り洗いから開放されるわけではありません。
適切に使っていたとしても、落としきれない汚れはあります。
かたくなに擦り洗いを拒み続けすぎると、ぬめりなどが発生してしまいます。
その際はルックシリーズの、擦り洗い用である従来の洗剤を使い、しっかりと擦り洗いをしましょう。
普段はバスタブクレンジングを使用し、定期的に擦り洗いの日を入れる。
それがお風呂掃除の労働を最小限にしつつ清潔な浴槽を維持していくことに繋がります。
現在我が家でもルックプラスを愛用しています。
通常の風呂洗い洗剤よりも割高ではありますが、手軽さを一度知ってしまうと使い続けたくなる便利さです。
この記事を読んでルックプラスバスタブクレンジングの適切な使用による効果を知っていただき、多くの方々が風呂の擦り洗いから解放されることを願っています。
