ファンシーラットは
飼ったこと無いけれど、ハムスターは飼ったことがある方は多いです。
この記事ではハムスターを比較対象にして、様々なご紹介をします。
ハムスターと比べ「コレは流用できる!」「これは買い足す必要がある」
という情報を知りたい方へどうぞ。
もくじ
ファンシーラットとは
現代ではペットとして飼育される生き物の幅が多くなりました。
しかし、ファンシーラットに関しては、まだまだ日本で知っている方は多くはありません。
・「ファンシーラットってどんな動物?」
・「興味があるけれど、
周りで飼っている人がいないので
実際に飼育しているひとの声が聞きたい」
・「ハムスターは飼ったことがあり、
そのときの道具も残っている。
ファンシーラットに
使えるものはあるのか予め知っておきたい」
・・・という方への参考になれば幸いです。
ファンシーラット(英: fancy rat)とは家畜化されたドブネズミであり、クマネズミ属のペットの中では最も一般的な種類である。「ファンシーラット」という名称は動物愛好(英語版)(英: animal fancy)または英語の動詞fancyに由来する。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 ファンシーラット より

ファンシーラットにも他の動物同様様々な柄や毛のタイプの子がいます。
ぺろちゃんは ウサギやモルモットでもよく見かける”アルビノ”固体です。
ファンシーラットのライフスタイル
ファンシーラットの活動時間は?飼い主は夜型人間か昼型人間か
ラットはハムスター同様夜行性です。
昼間は寝ていることが多いので、日中仕事で外出していることが多い社会人にオススメです。
ただ、日中完全に寝ているということも無く、最終的には活動する身近な人間に合わせてくれるという印象です。
ファンシーラットはどの程度なつくのか
ファンシーラットも元は捕食されやすい小動物です。
お迎えから暫くは警戒心が高く、仲良くなるまでには時間がかかります。
しかし、ファンシーラットの知能は高く、警戒しなくて良い相手だと認識してもらえれば多くのことを学びます。
名前を呼ぶとこちらに寄ってきてくれます。
また、ある程度根気強く教えれば犬のように芸をおぼえてくれます。

ファンシーラットとハムスターの違い
続いてはハムスターを過去に飼ったことがある方が、次の飼育動物を検討していることが多いため、ハムスター飼育時とファンシーラット飼育時で様々なことを比較した内容をご紹介します。
ファンシーラットとハムスターの基本情報比較
体長・体重
・ハムスター
(ゴールデン)13~18cm (体重)120g
・ファンシーラット
(オス)最長25cm
(メスは15~20cm)(体重)300g~500g
オスメスにより体格の差はあれど、ハムスターのなかでも大きいゴールデンハムスターよりも大きいのがラットの特徴です。
ケージもハムスターのものでは狭くなります。
最初はハムスターケージ、ゆくゆくは大きなケージを準備してください。

飼育環境・ライフスタイル
温度などはハムスター同様、気温24度~28度で管理します。
夏場は高温多湿を避け、空調の効いた部屋でしっかりと管理された部屋で飼育します。
冬はヒーターを使います。
寿命
寿命についてはハムスターもラットも約2~3年。
対格差はあれど寿命は同じくらいで差はあまりありません。
鳴き声
ハムスター・ラット共にけたたましく大きな声で鳴くことはありません。
そのためアパートやマンションでも騒音を気にする必要はありません。
ハムスターの道具をファンシーラットに使えるのか
ケージ
小さなうちはハムスターとそう変わらない大きさのため、ハムスターのケージを流用できます。
しかし、それはあくまで一時的なもの。
後々もっと大きなケージが必要になります。
因みに、ウサギやフェレットケージは広さとしては十分ですが、網目の感覚がラットには大きく、2.5~3cm間隔ですとラットの頭が通るので脱走してしまいます。
細かい網目であることに注意が必要です。
チンチラやデグーのケージが比較的にラットに近いケージでオススメです。
購入するとやや値が張るケージですが、自分で作ってみると十分なサイズのケージも比較的安価に作ることができます。
その方法は下の記事でご紹介しています。
えさ
他のファンシーラット飼いの方も良く愛用しているフードがあります。
ニッパイの「ハムスターフード」です。
基本的な主食はこれ一種類で飼育することができます。
その他のハムスターフードに関しては、主食のペレットと一緒に小さな果物やヒマワリの種が入っているカラフルなものがありますが、栄養バランスが偏るので避けます。
ラットは雑食性で、生のお刺身なども食べます(すごい!)。
ハムスターと同様のものを口にすることもありますが、見映え重視のカラフルなフードは主食が少なく栄養素が偏ってしまいます。
通常のハムスターフードにプラスしてたんぱく質を補うように、ミルワームなどの活き餌やお豆腐・茹で卵などを与えます。
また、絶対に与えてはいけないものはネギ類・観葉植物・ウメの種・人間のお菓子など。
ハムスター同様です。注意してください。
食器・給水器
体がハムスターよりも大きいため、食べる量・飲む量ともにハムスターよりも多いです。
食器は代用できる場合もありますが、給水器はウサギ用の大きめの給水器でたっぷりと確保してください。
たとえばハムスター用の80mlの給水器はあっという間に空になります。
ウサギ用の大きな容量のボトルを買いましょう。
床材
小動物コーナーにあるハムスターなども使用している床材で問題ありません。
ただ、針葉樹の木屑を使ったチップタイプのものは、夏場は臭いが気になります。
また、ラットによっては針葉樹はアレルギーを起こす場合がありますので、初めて使用する際は注意が必要です。
床材の中でも安価なので魅力的ではありますが、よく検討して購入してほしいです。
私は現在はGEXさんのごきげん快適マットを使用しています。
夏場でも臭いがこもりにくく、木の床材のような細かい粉が舞ったりしないので、清潔感があります。
トイレ
ラットもハムスター同様に排泄する場所を決める子がいます。(個体差があります)
その場合はトイレを設置することで飼い主の掃除が少し効率良くなります。
ラットはハムスターに比べ健康時でも柔らかめのウンチをすることがあります。
そのため、ウンチの処理はこまめにして臭い対策をします。
ハムスター用のトイレでは大きさが合いませんので、ウサギ用のコーナートイレを使用しています。
トイレ砂は、ラットが口にしても大丈夫な素材でありながら、猫砂同様の消臭力があるものを選びます。
ハムスターは飼育していても臭いが気になりませんが、ラットの場合は大きさもあり、ウンチやオシッコの量が多いことで臭いが出やすいということを覚悟しておくと良いです。
そのため消臭にも力を入れているトイレ砂を選ぶことが重要になってきます。
ケージ内の掃除をこまめに行えば、本人(本ネズミ?笑)からの臭いはほとんどありません。
空調設備
夏はエアコンで管理された部屋にケージを置き、補助としてアルミのひんやりボードを設置しています。
ひんやりボードは電気を使わないので経済的に思えますが、あくまで補助用具です。
真夏ではひんやり効果も薄れてしまいます。
高温多湿な日本の夏に置いては、エアコンで環境を整えることがもはや当たり前になりつつあります。
冬に関しては、私は元々ハムスター用のヒーターを持っていましたが、それを使いつつもう一つヒーターを用意し併用しています。
その他
回し車について。
ハムスター用のものは小さくて使う事は難しいです。
ファンシーラットに使えるサイズはデグーやチンチラサイズです。
ただ、我が家の子は回し車を設置しても使わなかったので早々に撤去しました。
必需品ではないので、購入を見送っても良いです。
ファンシーラットのお風呂について
ファンシーラットはもともとはドブネズミですので、水気の多いところにも暮らしています。
野良ラットにとって泳ぐことは朝飯前でしょう。
しかし、ペット用であるファンシーラットは水に触れる機会も少ないです。
しかし体が汚れれば、思い切ってお風呂に入れて洗ってあげましょう(小さな赤ちゃんは避けます)
お風呂の入れ方や必要な道具、おすすめシャンプーに関する記事はこちらから↓
ファンシーラットを病院に連れて行く時
ファンシーラットは、ケガや病気になった時犬猫と違い、診てくれる病院がまだ少ないです。
病院の選び方や病院へラットを運ぶときの注意点などをまとめています。↓
ファンシーラットについてまとめ
- ファンシーラットはペット用に改良されたドブネズミ
- 手先が器用で、芸も覚える賢い一面もある
- ハムスター以上の大きさの小動物を飼育してみたい方におすすめ
- ハムスターの飼育道具を一部流用できるが、基本的にサイズアップする必要がある
この記事をもとに、ファンシーラットに
興味を持っていただけたら嬉しいです。


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